Jimdo(ジンドゥー)とWordPressのSEO・更新・価格を比較しました

更新日:2022年9月28日 公開日:2018年12月8日

私たちオフィスジータでご依頼いただくホームページ制作の割合は、WordPressとJimdoで、ほぼ半々です。自分でホームページを更新したいというご希望をお持ちのお客様は、依頼前にどちらにされるか迷い、ご相談を受けることが多いので、よくいただく質問をここでご紹介いたします。

JimdoとWordPressのSEO・更新・価格・メンテナンスの比較としてご参考になさってください。

 

どちらがSEOに強いですか?

今まで何度も「JimdoよりWordPressの方がSEOに強いんですよね?JimdoはSEOに弱いですよね?」という質問をいただいてきました。
答えはずばりNo!です。
完全に全く同じサイトでしたら、Jimdoが1%ほど不利かもしれません。
ただGoogleは、検索順位を決めるために、公表されていないものも含めると200を超える評価基準を持っているとされています。
JimdoなのかWordPressなのかは、その評価基準のほんの一部でしかないのです。Googleは、どのサービスを使ってホームページを作っているかより、閲覧者の望む内容がきちんとホームページに書かれているかを見ています。

※2021年末頃より、ジンドゥーの無料プランではGoogleでインデックス(検索)されにくい状況が続いています。
サーチコンソールに登録しても、Googleにインデックスされるのまでに非常に時間がかかります。
また、トップページがインデックスされてからも、その後、下層ページのインデックスにも時間がかかっています。
早く検索されるようになりたい場合は、有料プランにアップデートされることをお奨めします。

 

どちらが簡単ですか?

初心者がより感覚的にホームページを作ることができるのはJimdoだと思います。
お問い合わせフォームや地図の埋め込み、フォトギャラリーなどをWordPressで実現するのは少し知識が必要ですが、Jimdoは簡単に1クリックで作ることができます。

 

どちらを選べばいいでしょう?

事業を立ち上げたばかりで10ページ以下のホームページをご希望の場合は、Jimdoをお勧めします。理由は、弊社の場合、WordPressの方が制作料金が10万円ほど高くなることとJimdoの方が簡単にホームページを立ち上げられるからです。

どんなに事前準備を尽くして作っても、最初に作るホームページはどうしても「ああすれば良かった、もっとこうするべきだった」という点が出てきてしまうものです。事業を立ち上げたばかりでは、事業そのものがまだどのように動いていくか分からないので尚更です。最初の立ち上げはできるだけシンプルにお金をかけずに制作することをお勧めしています。

ホームページのリニューアルの方は、制作ページ数、ウェブに期待する内容、現在のサーバー・ドメインの契約状況、ご予算によって、ご提案は変わります。

 

予算があまりありません。

まずはJimdoの無料版をお勧めします。
WordPressでも、無料サーバーを借りたり、Wordpress.comのサイトに無料版があったりしますが、それなりにハードルが高かったり、広告が出たり、機能の制限があったりします。
Jimdoの無料版では、ページ下にあまり目立たない広告が出ることと、ホームページのアドレスに「jimdofree.com」が入ってしまうこと以外、有料版との差がそこまでありません。

 

固定費はどちらが安いですか?

Jimdo、WordPressでは以下の固定費がかかります。(2022/9/28現在)

Jimdo

無料プランもありますが、「com,net,biz」などのホームページアドレスを利用する場合、

  • クリエイター ジンドゥーProプランのサービス利用料金 14,400円/年間
  • メールアカウント利用料金1メールアドレス当たり 990円/年間
  • 「com,net,biz」などの独自ドメイン利用料金 1,650円/年間(初年度無料)
    -------------------------------------
    合計 17,040円(税込)/年間

WordPress

WordPress自体は無料ですが、サーバーをレンタルする必要があります。
私どもでお勧めしている手ごろなサーバーのさくらインターネットの場合は、以下の料金がかかります。

  • さくらインターネットのスタンダードプランのサーバー利用料金 5,100円/年間
  • 「com」ドメイン利用料 2,614円/年間
    -------------------------------------
    合計 7,714円(税込)/年間

※ 初期費用は無料になりました。
※ サーバーの容量が許す限り、上記金額内でメールアカウントを無限に作ることができます。

 

Jimdoは、SSL(httpsアドレス)設定やシステムアップデートがサービス料金に含まれていて設定が不要ですので、その点はとてもポイントが高いと思います。SSLは、さくらインターネットやXSERVERなどでは無料プランがありますが、他のサーバー会社では目の玉が飛び出るほど高いものもあります。

制作費については、非常にざっくりですが、同規模のサイトを制作する場合は、私どもではWordPress製作費が15万円ほど高くなります。

 

HTMLやCSSの知識があるので、自分でコードを書きたいと思っています。WordPressの方がいいですよね?

Jimdoでも「独自レイアウト」というJimdoのデザインテンプレートを利用しないで自由にデザインをカスタマイズできる機能や、「ウィジェット/HTML」というページ内に自由にHTMLやjavascriptを書き込める機能があります。

ただ、全く制限なく、自由にサイトを作り上げていきたい場合は、WordPressをお勧めします。

 

HTMLやCSSの知識はありませんがホームページを一から自分で作りたいと思っています

Jimdoをお勧めします。
最近は、サーバーに手軽にWordPressをインストールできる機能がついていることも多いですが、それでもホームページ制作についての知識がない状態でホームページを立ち上げる場合は、Jimdoの方がより直感的に作ることができ、使いやすいと思います。

 

契約しているサーバーを変更したくありません

メールアカウントを多数運用されているなどの理由で、サーバーを変更したくない方もいらっしゃると思います。

その場合は、WordPressをお勧めします。
Jimdoは、無料プランでも「サーバー+Jimdoサービス」がパックになっているサービスで、既存のサーバーを利用することはできません。

 

ホームページをリニューアルしようと思っていますが、ドメインを変更したくありません

サーバーを変更せずにご利用のドメインをそのまま使えるのはWordPressですが、Jimdoでも設定により他社のドメインにつなげることは可能です。

 

メンテナンスはどちらが楽でしょう?

メンテナンスが楽なのは完全にJimdoです。
WordPressの場合、WordPressのバージョンアップだけでなく、SSL(https)の設定、phpのバージョンアップ、プラグインのバージョンアップなど、全て自分で行う必要があります。
その点、Jimdoは、メンテナンスは全てJimdoに任せて、ホームページの更新だけに注力することができます。

中身をほとんど変える予定がないページ数が大量にあるHTMLウェブサイトをWordPressかJimdoに移行したいと思っています。どちらがいいでしょう?

中身を変える予定がなく大量にページがある場合はWordPressの方がそのままHTMLページを流用できるので楽だと思います。
Jimdoは、HTMLでページを書くこともできますが、それでは自分で更新できるというJimdoの良さが使えないので、WordPressをお勧めします。

 

ホームページの読み込みスピードはどちらが早いですか?

Jimdoでは、画像を軽くする、余計なプログラムを追加しないなどの基本的な対応は可能ですが、WordPressのようにキャッシュプラグインなどを追加してホームページのスピードをを早くするという施策が出来ません。
早さを追求する必要がある場合は、スピードのコントロールがより可能なWordPressをお勧めします。

 

ページ編集はどちらが使いやすいですか?

動画で比較してみました。JimdoとWordPressの実際のエディタをご覧になってください。

【比較】ジンドゥーとワードプレス、どっちが簡単?

 


他にもまた気づいた内容を追加していきたいと思います。

WordPressとJimdoは、一長一短があり、お客様の状況によってお勧めするウェブツールは変わります。
私どもオフィスジータでは、JimdoとWordPressの豊富な制作実績により、お客様のご要望に相応しいサービスをご提案いたします。
WordPressとJimdo、どちらにすればいいのか迷われた方はご相談ください

 

 

この記事を書いた人:藤井 信子(オフィスジータ合同会社 代表社員)